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​基本情報 成長するプノンペン

今、どうしてカンボジアが注目されているのか?そこには大きな理由があります。
それは過去に類を見ないほどの高度成長を遂げようとしているからです。

​写真は、2010年のプノンペンです。また首都でありながらビルも少ないです。この時点で既に中国の投資が入り始めています。

2019年になるとビルも増えました。主に中国ですが韓国資本も入っています。今後、外国資本によるビルの建設やホテルの建設が始まりました。

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2​023年のプノンペン

2023年のプノンペンです。ビルも完成していて近代化されていくことがわかります。現在、一番高いビルが「the peak」となり高さ220メートルになります。また現在、建設中のナガワールド3は300メートルを超えるビルとなります。

労働人口×投資金流入=カンボジア経済発展の要因

豊富な労働人口  
GDPは年間平均7%前後で推移しています。経済特区を増やし、国内外の企業を積極的に誘致しています。そのため雇用拡大につながり、国力が上がってきています。こうして国力が上がると同時に、物価も上がり、特に土地価格が上昇します。このような背景を見ると、成長段階に入ったことがわかります。

平均年齢25歳というチカラ 

カンボジアの平均年齢は25歳という若さです。
彼らは「もっと良くなりたい」「良い暮らしがしたい」
そういった向上心があるため勤勉に働きます。
元々、よく働く国民性ということと、
まだまだ低賃金であるため、

海外からの企業がどんどん進出しています。
このサイクルがカンボジア経済を押し上げています。

戦後の日本と同じ状況

今、カンボジアは、1945年~60年の日本と同じ水準であるため、

高度成長期に入ろうとしています。

50代以上の人が少ない理由は、

1975年~79年まで行われたポルポト派政権によるものです。


これからは、若い世代がカンボジアを支える人材となります。
近年、多くの人が仕事を求め、
地方からプノンペンに集まってきてます。

プノンペンの人口はこの10年間で90万人から140万人以上に増加。
そのため、産業の拡大、インフラの整備など拡大を急いでいる状態です。

                                   *経済特区の昼休みの様子

最大の成長要因は海外からの投資

現在のカンボジアには、世界から投資が集まってきています。

特に中国からの継続的な投資、その他、日本を始め多くの国、企業からも投資、支援金は入っています。

そういった国により、道路・橋・鉄道・不動産・衛星・金融・空港移転計画など、あらゆる分野に投資をしています。その中でも、特にインフラ関係となる道路や橋の建設による効果が高く、地価格を押し上げています。

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​マスタープランと開発が進む都心部

開発が進むプノンペンはマスタープランによるもの

プノンペンには、沢山のビルが建ち並び初め、都市化が進んでいます。
多くの企業が進出して、ビルの建設増加、
街の開発のため街は大きく変わり始めています。
街の至る所で開発工事が進み、
街全体が近代化していく様子がわかります。

これはマスタープランによるものです。

マスタープランとは「政府主導の経済開発計画」のことで、首都プノンペンの開発や近郊エリアの副都心化などは、このマスタープランに基づいて開発されています。

元々は半径15キロ圏内でしたが、年々アップデートされて2023年時点で半径30キロ圏内となりました。

​半径30キロというとリングロード3が境界線となります。

2014年のプノンペン開発マスタープラン
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カンボジア発展のポイント マスタープランについて

マスタープランの具体的な内容

現在、プノンペンの人口は約200万人ほどですが、2030年までに600万人まで増加させる計画です。そのための都市づくりの計画がマスタープランとなります。

このマスタープランは、年々、アップデートされておりスケールアップしています。

マスタープラン開発範囲

プノンペンの中心地である王宮より東西南北近郊エリアを含む半径 30 キロ圏内を開発する。 (王宮が都市の中心という考えに基づいた開発となる)最大半径50キロ圏内まで拡大される。

・東部開発エリア 主に居住区の割合が多くなる。近代的ではありながら自然を取り入れた開発が進んでいる。プノンペンに近い位置でありながら、豊かな生活環境を実現する開発が進んでいる。

・西部開発エリア 将来、プノンペンは排気ガスや渋滞の問題を解決するため規制がかかります。そのため物流、工業の拠点となる「物流基地」の開発が進んでいます。

・北部ガーデンシティ開発 2000ヘクタールのうち500ヘクタールはチャイナタウンとなります。

・南部INGシティ開発 2500ヘクタール 新国際空港や鉄道計画が進行中、アジア最大のイオン3は2022年オープンしました。

​新空港はアジアのハブ空港になる規模です。

マスタープランに重要なリングロード(環状線計画)

プノンペンと各エリアを結ぶリングロードはカンボジア経済の重要インフラとなります。

特に、リングロード3は半径30キロ開発計画の境界線になるため、現在、リングロード3圏内が開発されています。リングロード計画はリングロード5まで計画されています。

都市開発とリングロードの効果
・新しい経済圏を創る。

・プノンペンの経済圏を拡大するために、人口増加と共に近郊エリアを開発することで都心機能を拡大をしていく。

・公共交通機関を充実させることで、環境に優しい衛星都市となる。

・労働環境を整え、雇用機会を増加させることで国⺠の生活を安定させる。

まとめ

こうして経済圏を固め、プノンペンを拡大し、尚且つ衛星都市化することで経済発展国を目指しています。

そのため世界から支援や投資が入り、プノンペン及び近郊の開発は進んでいますので、当然物価も上がり土地価格も上がりつつあります。

既に、プノンペンは値上がりしていますが、これから開発が進む「近郊エリア」は、まだまだ安値圏ですので多くの国の投資家やデベロッパーが注目しているエリアでもあります。

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