中国が「一帯一路」に取り組み始めたのは2013年の秋ごろです。
これとほぼ同時期に、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立準備が始まりました。
AIIBについては2015年末までに設立するという目標が掲げられていました。
しかし、一帯一路には期限はありませんでしたが、中国政府は当時から担当部署を設置し、AIIBと同様に推進してきました。
AIIBについては、イマイチわからない点があったのですが、一帯一路構想を考えると、必要性がわかりました。
中国と周辺の諸国でインフラ建設を急ぎ、貿易をさらに振興しようとしていることは明らかですので、この構想を通じて人民元の国際的流通にも加えたいという思惑もあるかもしれません。
深読みすると、中国政府が暗号通貨に規制をかけている理由の一つにつながります。