世の中は、お金の奪い合いと貸し借りで成り立っています。
お金の奪い合いとは、株式市場のことだけはなく、労働と対価の関係も同じです。
社員が働けば、社長が給料を払う。
社長は労働という形でお金が奪われていきます。
しかし、社長は社員が作った製品やサービスを別の誰かに売り、お金を奪っていきます。
その繰り返しです。
ここでいう奪いというのは略奪ではありませんので。
次に、今はお金がないけど、欲しいものを手に入れるために銀行に借金をします。
借金には利息がつきます。更に別の人も同じことをします。
銀行は担保と利息という利益を持って更に、貸し出す余力を増やします。
これと、前者の奪い合いとが重なり、更に経済サイクルは増大します。
これが世の中を動かしている動力です。
つまり多くの借金をして、多くの利息を払い、銀行の売り上げを上げて、更に沢山借金ができるようになっていく会社が健全な会社と言えます。
一般的に、無借金経営が健全だと思われますが、社会貢献度からすると、ある程度借金をして、世の中にお金を増やしていかないと貢献したことにはなりません。
その会社が借金をして、多くの製品を作り流通させることで、世の中に消費が生まれ、世の中が回ります。まぁ、借金なしに製品を流通させることが悪いとはありませんが、借金をするということは利息が発生するので、世の中にお金が増えることになります。ただ、返せる範囲での話ですが、理屈はこういうことだと思います。